とっぴょうしもなか、どひょうがんな、とひょうしもなか

【標準語】とんでもない、途方もない

【品詞】形容詞、形容動詞

【意味等】
・とんでもなく調子はずれだ、突飛だ
《同義》とっぴょうしもなか、どひょうがんな、とひょうしもなか
《用例①》「真冬いかき氷やら…トッピョウシモナカ、あんた…ほんなことい食うと?」
 →「真冬にかき氷なんて…とんでもない、あんた…本当に食うのかい?」
《用例②》「親父の、実ぁ…おまやあ宇宙人の子どもやら、ドヒョウガンナことば言いなあ」
 →「親父が、実は…お前は宇宙人の子どもなんて、突飛なことを言うんだ」
《用例③》「100万円振り込んじゃんないって、息子が電話でトヒョウシモナカこと言うと」
 →「100万円振り込んでくれって、息子が電話で突飛なことを言うんだ」

・意外な(「どひょうがんな」を除く)
《同義》とっぴょうしもなか、とひょうしもなか
《用例①》「あんた、たまいトッピョウシモナカことば言うけん…面白かやなあ」
 →「あなた、たまに思いもよらないことを言うから…面白いなあ」
《用例②》「普通の会社員でなあもしとらんとい…勲章ばもらわるるやらトヒョウシモナカ」
 →「普通の会社員で何もしていないのに…勲章を授与されるなんて意外だ」

・「とうなか」に同じ(「どひょうがんな」のみ)
《用例》「親父の…5億円借金のあるけんどえんかせれやら、ドヒョウガンナこと言いなあ」
 →「親父が…5億円借金があるので何とかしろなんて、途方もないことを言うんだ」
【参考】とっぴょうしい(突然に、突拍子に)~「とっぴょうしもなか」関係の語彙

・だしぬけに、不意に、突如
《同義》とっぴょうしい、ひょくっと
《用例》「トッピョウシイ大声ば張りあぐるけん、たまがって…心臓のあおぎよう」
 →「だしぬけに大声を張り上げるから、びっくりして…心臓がバクバクしている」

・調子はずれに、度はずれに
《同義》とっぴょうしい、どひょうがんな
《用例》「カラオケい行たら、あれがトッピョウシイ歌うけん…おかしゅうしてたまらん」
 →「カラオケに行ったら、あいつが調子外れに唄うもんだから…おかしくてたまらない」

【関連】「どひょうがんな」関連の言葉
・「どひようかん」→大道化者、並外れたおどけ者
《参考》どひよう(とっぴょうし:度外れな)+かん(漢:おとこ)→度外れな人
《用例》「おかしかと…馬鹿やねえってあきるるぐらい、ドヒョウカンばい」
 →「面白いんだ…馬鹿だなあって呆れかえるくらい、並外れたひょうきん者だよ」

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イラストによる状況解説

 

【翻訳】「俺は手首の内側が性感帯なので…そんなに強く握らないでくれ…イってしまいそうだよ」「ばあさん、やめて」「あなた、死にかけているのに、何を…突飛なことを言っているの?」「父さん、行くな」

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