なえる、なゆる

【標準語】くたびれる、中風になる

【品詞】動詞

【意味】
(1)元気がなくなる
《意味》疲れ切る、委縮する、落胆する、腹が減って元気が出ないなど
《参考》語源は古語の「萎ゆ(なゆ)」
《同義》なえる、なゆる
《用例》
・結婚詐欺いおうて…もう、よっちゃりたい。ナエッしもうて…女やら好かん
 →結婚詐欺に遭って…のう、がっくりだよ。力が抜けてしまって…女なんか嫌いだ
・なんか、食うもんななかと?朝からなあも食うとらんけん…ナエとうったな。
 →何か、食い物はないのか?朝から何も食ってないんで…空腹で力が出ないんだよ
・あんたが、いっつも大声でおごるけん、息子なナエッしもうて…でけそこないようが
 →あんたが、いつも大声で怒鳴るから、息子は委縮して…つまらん人間に育っているよ

(2)中風になる
《意味》突然発症する運動や言語機能の障害、中気
《参考》脳溢血や脳梗塞などによる重篤な後遺症により、健常者でなくなること
《用例》
・部長の職場でたあれなって、救急車たい…退院しなったが、ナエてござあ
 →部長が職場で倒れてしまって、救急車だよ…退院したけど、中風になってある
・なんかおかあしか思うて病院い行たら、脳梗塞…すぐ治療したけん、ナエんですんだ
→何か変だと思って病院に行ったら、脳梗塞…すぐ治療したので、中風にならずにすんだ

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「な」の索引に戻る

イラストによる状況解説

 

【翻訳】
①「アナグマにやられて…今年のスイカは全滅だよ…もう、力が抜けてしまった」
②「ねえ、知ってる…あちらのご主人…中風らしいわよ…」「脳梗塞で倒れて3日…そのまんまだって…意識が戻らないらしいわ」「わあーっ、怖いねぇ」

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「な」の索引に戻る