~にき
【標準語】傍(かたわら)
【品詞】名詞
【意味】そば、近く、近辺、脇、際、左右
【同義】~にき、~らへん
【参考】語源は西日本でよく使われる方言「根際(ねき)」の音変異と思われる。野際や軒端(のき)が語源という説もある
【参考】「~にき」を使った言い回し
・あそこんにき→あそこいらへん→あのへん
・そこんにき→そこいらへん→そのへん
・ここんにき→ここいらへん→このへん
・どこんにき→どこいらへん→どのへん
【用例】
・今度の転校生は、横浜んニキから来た「浜っ子」やけん、えらい…しゃれとんしゃあよ
→今度の転校生は、横浜あたりから来た「浜っ子」なので、とても…お洒落だよ
・雨漏りな、どうも…あすこんニキからしようごとある、今度、大工さんい見てもらおう
→雨漏りは、どうも…あの辺りからしているようだ、今度、大工さんに見てもらおう
・あの田んぼの畔んニキい、ツクシのぞっくり生えとう…あすこんニキゃあ、ぬっかもんね
→あの田圃の畔辺りに、ツクシがいっぱい生えている…あの辺は、暖かいもんね
イラストによる状況解説
【翻訳】「スマホを忘れたんで…取ってくれ!テーブルの辺りにあるから!」「わかりません…この辺りには、ありませんよ」
【博多・糸島弁検索】
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