~ばし
【標準語】~でも、~かのように
【品詞】助詞
【意味等】
1)「~でも」のばし
《意味》~でも、~など
《同義》~なっと、~ばし
《用例》
・なんば寝ぼけたことば言いようとな、顔バシあろうて出直してきない
→なにを寝ぼけたことを言ってるんだ、顔でも洗って出直してこい
・なんか…えずかもんでも見たと?幽霊バシ見たごたる顔ばして…うずぶろいよるが
→何か…怖いものでも見たの?幽霊でも見たような顔をして…震えているけど
2)「~かのように」のばし
《意味》~かのように、いかにも~かのような
《用例》
・あんたあ…見てきたバシかのごと話しよるが、ほんなことな?
→あなたは…いかにも見てきたかのように話してるけど、本当のことなの?
・なんな?偉そうに…何でちゃ知っとるバシ人ば見下して、あたきゃ…あえなたあ好かん
→なんだ?偉そうに…何でも知っているかのように人を見下して、私…あんなやつ嫌い
【参考】
・語源は古語の「ばし」(係助詞「は」+副助詞「し」)、主に話ことば
・疑問や推量、禁止、命令などの表現を伴って、前記事柄を取り立てて強調する助詞
イラストによる状況解説
【翻訳】
①「お嬢さんを嫁にください!きっと幸せにしますから!」
「どういうふうに幸せにするんだ?お茶でも飲んで…じっくり聞かせてもらおう」
「何で、喧嘩ごしになってるの!」
②「いつもの…ワインを!」
「はっ?」
「常連でもあるかのように…この店に来るのは、2回目だろうが」
【博多・糸島弁検索】
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