ばりでる
【標準語】はみでる
【品詞】動詞
【意味等】はみ出すこと、張り出すこと
【参考】語源は諸説あり
《その1》「はりでる」の音変異
・漢字で「張り出る」、意味は「外へ出っ張らせる」「外へ広げ出す」で、ほぼ同意
《その2》ばり(bull:はみ出した原料くず)+でる(出る)→隙間(縁)からはみでる
・鋳型加工などで、隙間からはみ出る原料くずを「ばり:英語でburr」や「めくれ」という
・製品についた「ばり」は、仕上げの行程で削り取られる。この工程を「ばりとり」という
・「ばりでる」自体が、新しい方言なので《その2》の可能性も高い
【用例】
・サンドイッチな、具のバリデルぐらい…たいそ入っとうほうが好いとう
→サンドイッチは、具材がはみでるくらい…たくさん入っている方が好きです
・好かーん、また隣の区画の人の…うちの貸農園の区画さいバリデテ、野菜ば植えとんなあ
→嫌だー、また隣の区画の人が…我が家の貸農園の区画にはみ出て、野菜を植えてるよ
・このプラモデル…着色なようでけとうとい、接着剤の付け過ぎで…バリデテみたむなか
→このプラモデル…着色はよくできてるのに、接着剤の付け過ぎで…はみ出て台無しだ
イラストによる状況解説
【翻訳】
「なぜ、仕切るんだよ~!性格が悪いなあ!」
「あんたが、しれーっと、はみ出して来るから…でしょうが!」
【博多・糸島弁検索】
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