ひい

【標準語】気力体力

【品詞】名詞

【意味等】心身の力、つらい仕事やきつい作業などに耐える能力

【同義】ひい、ひいとう

【参考】「ひい」は、漢字で「脾胃」
・漢方医学の用語で脾臓と胃腸(消化器系の内臓・腹)のこと
・虚弱体質のなどを漢方医学で「脾胃気虚」や「脾胃陽虚」などと言う

【用例】
・よっぽど…ヒイのあるとやなからなあ、こえなきつか仕事な…でけんばい
 →よほど…体力のある人じゃなけりゃ、こんなきつい仕事…できないよ
・倹約もよかが、ヒイトウのあるうちい…旅行なっと行ってきなっせえ
 →倹約もいいけど、気力体力があるうちに…旅行くらい行ってきたらどうだい
・こえな時間まで…仕事しようと?ヒイのあるたあわかるが…もう帰り
 →こんな時間まで…仕事してるの?根性があるのはわかるけど…もう帰りなさい

【関連】「ひい」を使った言葉

1)ひいとうづよか、ひいのつよか

《意味》意地が強い、頑張りがきく、根性がある

《参考》ひい・ひいとう(気力体力)+つよか(強い)→意地が強い

《同義》ひいとうづよか、ひいのつよか

《用例》
・この仕事な…ああたのごと、ヒイノツヨカ人やなからな…務まらんやったろうや
 →「この仕事は…あなたのように、頑張り屋さんじゃないと…務まらなかったでしょう
・昨日、あの仕事ば…しまあかした?遅うなったろ?ヒイトウヅヨカねえ
 →昨日、あの仕事を…終わらせた?遅くまでかかっただろう?根性あるねえ

2)ひいくらべ

《意味》根競べ、根比べ

《参考》ひい(気力体力)+くらべ(比べ)→こんくらべ

《用例》
・サウナで…ヒイクラベやらするけん、2人とも具合の悪うなるったな
 →サウナで…根競べなんかするから、2人とも具合が悪くなるんだよ
・走りぐっちょうな…遅か、頭な…悪か、ばってん、ヒイクラベな…負けん
 →かけっこは…遅い、頭は…悪い、でも、根比べは…負けない

3)ひいもむ

《意味》気をもむ、心配する

《参考》ひい(気力体力)+もむ(揉む)→気をもむ

《用例》
・いっちょん帰ってこんけん…ヒイモムたい、電話ぐらい…しない
 →ちっとも帰ってこないんで…心配したよ、電話くらい…しなさい
・おいしゃんの…たあれなったげな、おばしゃんな…えらいヒイモンドンなろうや
 →おじさんが…倒れたそうだよ、おばさんは…ひどく心配しているだろう

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「ひ」の索引に戻る

イラストによる状況解説


【翻訳】
上のコマ「背振から井原山…雷山…最後は七山まで縦走!体力がありますなあ…」
下のコマ「俺が勝つまで…勝負だ!絶対…勝ってやる!」「そんなに…勝ちたいのか?お前は…根性があるなあ」

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「ひ」の索引に戻る