びったり、びったれ
【標準語】だらしない、無精者
【品詞】形容詞、名詞
【意味等】
・だらしない
・無精者、不潔者
・締まりの無い女、ルーズな女
【参考】
・九州北部や中国地方で使われる、地域によって微妙に意味が違う
・無精者に対する悪口であるが、女性に対して使われる場合が多い
・語源は不明、「いびたれる(居浸れる):居座って動かない」という説もある
【同義】びったり、びったれ
【関連】「びったり・びったれ」を使った言葉:びったりおどし・びったれおどし
《意味》初秋の冷気、秋口の急に寒くなる天候
《参考》由来は、急な冷気に不精女も慌てて冬支度を急ぐことから言う
・びったり(無精者)+おどし(脅し)→無精者を脅す(衣替えを急がせる)
・秋口の急に寒くなる天候に、無精者(女)も驚いて…冬支度を急ぐことから
《用例》「寒うなっておろたえんごと、ビッタリオドシの来る前い…衣替えしとこう」
→「寒くなって慌てないように、初秋の急に寒くなる天候の前に…衣替えをしておこう」
【用例】
・うちんたあ…ビッタリで掃除ばせんけん、家ん中あ…いっつもてっ散らかっとりますと
→うちの女房は…無精者で掃除をしないので、家の中は…いつも散らかっているんです
・うちんたあ…美人で愛らしかろ?ばってん…ビッタレやけん「しもうたや」と思うたと
→うちの妻は美人で可愛いだろ?でも…ルーズな女なので「失敗した」と思ったんだ
・うちゃあ愛らしゅうして性格もよか、気も利くけん…もつる。ばってん、ビッタレやん
→私は可愛くて性格も良い、気も利くので…もてる。でも、不精な女なの
イラストによる状況解説
【翻訳】
「ああ…眠い!休みだけど…掃除も洗濯もしたくないなあ…もう一回、寝よう…」
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