カイル、ビキ、ビキタン、ビッコン

【標準語】カエル

【品詞】名詞

【意味等】蛙、両生綱無尾目に分類される構成種の総称

【参考】語源は古語「蟇(ひき)」の音変異
・アオガエルは「アオビキ」
・ヒキガエルは「ワクドウ」:個別名称にビキがつかない

【同義】カイル、ビキ、ビキタン、ビッコン

【関連】「ビキ」に関連する単語:ビッコ、ビリンコ

《意味》オタマジャクシ、カエルの幼生

《参考》ビッコ・ビリン→ビキ(カエル)+コ(子)→カエルの子→オタマジャクシ

《用例》「田んぼい…ビッコの湧いとう、温うなって…いっぺんに卵の割れたっちゃろうや」
 →「田んぼに…オタマジャクシが湧いてる、温かくなって…いっきに卵が孵ったのだろう」

【用例】
・あれ…カイルのごたあ顔しとうヤツ、あたきば「好いとう」げな…ゾゴゾゴしょうごたあ
 →あいつ…カエルみたいな顔をしているヤツ、私に「好きだ」だって…ああっ悪寒が走る
・昔ゃあ、ビキの尻のすい…麦藁ば突っ込んで膨らかしよったが、今、思やあ…残酷やねえ
 →昔は、カエルの尻の穴に…麦藁を突っ込んで膨らせていたが、今、思えば…残酷だねえ
・アオビキの鳴き出いたごたあ、こらあ…じきい雨の降るばい、洗濯もんば…取り込まなあ
 →アオガエルが鳴き出したようだ、これは…すぐ雨が降るぞ、洗濯物を取り込まなければ

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イラストによる状況解説


【翻訳】
「みなさん…おはようございます!校長先生です!」
「新しい校長って、カエルのような顔をしていると…思わない?」
「わあああ~、本当だ!」「私も…思ってた」
「学校が…両生類に支配されている…」

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