ふみたくる、ふみちらかす、ふんだくる
【標準語】踏みにじる、踏み散らす
【品詞】動詞
【意味等】
(1) 踏みにじるの「ふみたくる、ふみちらかす」
《意味》踏みつけて足をすり動かしてつぶす、踏み殺す、踏み荒らす
《類義》ふみしゃぐ(踏んで形を潰す行為なので、若干ニュアンスが違う)
《用例》
・無農薬の畑やけん…野菜いイモブウのおるとば、見つけたんだあ…フミタクットって
→無農薬の畑だから…野菜にイモムシがいるのを、見つけたら…踏みつけて潰しといて
・君んがたの…馬鹿インの、畑い植えたばっかしの苗ば…フミチラカイッシもうとう
→君んちの…馬鹿犬が、畑に植えたばっかりの苗を…踏み荒らしてしまっている
・石ばはぐったら…ムカゼのおったけん、喰われんごとフンダクッテ…殺いとうけん
→石をめくったら…ムカデがいたので、咬まれないように踏みつけて…殺しているから
(2) 踏み散らすの「ふみたくる、ふみちらかす」
《意味》踏み散らして乱す、踏んで荒らす
《用例》
・畔のツクシな…採ってよかばってん、畑ばフミタクランごと…気ば付けて
→畔のツクシは…採っていいけど、畑を踏み荒らさないように…気をつけて
・スイカば…盗るだけやのうして、畑もフミチラカイとう…今年のスイカな、しまえとう
→スイカを…盗むだけじゃなくて、畑も踏み散らしてる…今年のスイカは、もう駄目だ
・花ば植えとったとい、わるそうの…フンダクットう、いつか…おごらなあいかん
→花を植えていたのに、悪ガキが…踏み荒らしている、いつか…怒らないといけない
【同義】ふみたくる、ふみちらかす、ふんだくる
イラストによる状況解説
【翻訳】
あああああ…!アナグマに…スイカ畑が…無茶苦茶に踏み荒らされているぞ…
【博多・糸島弁検索】
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