へかます

【標準語】一発食らわす

【品詞】動詞

【意味等】ぶん殴る、相手に対し手痛い打撃を食らわせること

【同義】へかます、へへりかます

【参考】

(1)へかます:へ(屁)+かます(噛ます:強い衝撃を与える)→ぶん殴る

(2)へへりかます:へへり(放屁)+かます(噛ます:強い衝撃を与える)→ぶん殴る

・相手にとって不快なものを食らわせる…つまり、ぶん殴るの意で使われる

【対義】へもかません

《意味》相手に対し何ひとつしないこと

《参考》へ(屁)も+かません(噛ません:衝撃を与えない)→何もしないしない

《用例》

・あれだけ世話ばしちゃったとい…当選したら、挨拶いも来んし…ヘモカマセン
 →あれだけ世話してやったのに…当選したら…挨拶にも来ないし…何もしない

・お礼やら期待しとらんばってん、お世話いなった人い…ヘモカマセンたあ、いかんばい
 →お礼なんて期待してないけど、お世話になった人に…何もしないのは、良くないよ

【関連】

・「かます(噛ます)」について

《意味》噛むように差し込む、楔などで固定する、相手がひるむように衝撃を与える

《参考》「かます」だけで「へかます」と同じ意になる

・「へかます」の一般的な意味について

《意味》ちょろまかす、盗む、約束を破る、すっぽかす

《参考》本来は「京ことば」で関西を中心に使われるが、博多・糸島弁とは意味が違う

《関連》放屁によって一瞬の不快と啞然を発生させ、その隙に小細工をすることに出る

【用例】

・なんてや?まいっぺん言うてんろ…たいがいいしとかなあ、ヘカマッそ
 →なんだと?もう一回言ってみろ…いい加減にしておかないと、ぶん殴るぞ

・また…あれが、俺の事ばふう悪う言いようや?ヘカマサなあ、わからんごとあるな
 →また…あいつが、俺の事を悪く言ってるのか?ぶん殴らないと、わからないみたいだな

・歳末売出しな、うちの商店街が一番ぜ…大手スーパーいヘカマッセ、負けんけんね
 →歳末売出しは、うちの商店街が一番だぞ…大手スーパーに一発食らわすぞ、負けないぞ

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イラストによる状況解説

 

 

【翻訳】

・へかます(へへりかます)
「貴様…横着だぞ、一発…殴ってやる」
「ちょっと…やめなさいよ」
「そ・その人は、空手5段だよ」

・へもかません
「組を代表して、組長が当選祝いに来ているのに…シカトかよ!」
「見た目がヤクザなので…相手にしたくないようですな」
「皆さんのおかげです」
(地元の隣組…組長と副組長)

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