ほっつく
【標準語】うろつく、ついばむ
【品詞】動詞
【意味等】
(1)「うろつく」のほっつく
《意味》あてもなく歩き回る、彷徨う、うろうろする
《類義》そうつく:歩き回る、うろうろする
・どちらもあちこちを歩き回ることだが「そうつく」は、何らかの目的がある
《参考》由来は「歩つく(ほつく)」の音変異
《用例》
・このごろ爺さんの、ちいっとボケよんなって…ホッツイて分らんごとなんなあけん、心配たい
→このごろ爺さんが、少し認知症が出てるようで…彷徨って分からなくなるんで、心配だよ
・ああた、客人のあるとい…どこばホッツキよったと?さいぜんから…待ってござあとばい
→あんた、客人があるのに…どこに行っていたの?さっきから…待っていらっしゃるんだよ
・早う目の覚めたけん、宿も周りばホッツキ回りよったら、道の分からんで…迷子いなっしもうた
→早く目が覚めたので、宿の周囲をうろついていたら、道が分からずに…迷子になってしまった
(2)「ついばむ」のほっつく
《意味》突っつく、ついばむ
《参考》由来は「掘り突く」と思われる、この意味は糸島や東北地方の一部で使われる
《用例》
・チャボの…あすこの根っ子んとこば、やっさとホッツクきようが…虫か何かおるっちゃろうか?
→チャボが…あそこの根っ子のとこを、しきりについばんでいるが…虫が何かいるのだろうか?
・鳥小屋いな入りとうなか、卵ば取りい行たら…周りば囲むごとして、足ばホッツクと
→鳥小屋には入りたくない、卵を取りに行ったら…周りを囲むようにして、足を突くんだよ
イラストによる状況解説
【翻訳】
「こんちわ…ラーメン、超硬ゆで麺で…」
「こんちわ…豚バラと鳥皮を焼いて…」
「こんちわ…キープ…まだあったかなあ…」
【博多・糸島弁検索】
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