ほにょっと、やっとかっと
【標準語】かろうじて
【品詞】副詞
【意味等】ようやく、なんとか、やっとのことで、どうにかこうにか、わずかに、ぎりぎり
【同義】ほにょっと、ほにょって、やっとかっと、やっとこっと
【参考】
(1)「ほにょっと、ほにょって」の由来
・福岡県の北部及び出雲を中心とした島根県で使われる、由来は不明
・福岡には「ほにょる」と言う方言もあり、疲れるという意味
・「ほにょって、ほにょっと」は「骨を折って」の音変異と思われる
(2)「やっとかっと、やっとこっと」の由来
・九州を中心に使われる方言、富山でも同じ意味で使われる
・由来は不明だが「やっと(やっとこさ)+かっと・こっと(調子づけで意味なし)」と思われる
【用例】
・九大やら気易かった?なんてや?塾やら家庭教師やら…ぜんかけて、ホニョッテ通ったくせい
→九大なんて簡単だった?何だと?塾や家庭教師など…お金をかけて、やっと合格したくせに
・寝坊したもんやけん、朝飯も食わんで…自転車ばぶっ飛ばいて、ホニョット遅刻せんですんだ
→寝坊したものだから、朝食も食べずに…自転車をぶっ飛ばして、かろうじて遅刻せずにすんだ
・大盛ば頼うだが、えらい量の多か…残いたら罰金ば取らるるげなけん、ヤットカット食うた
→大盛を頼んだけど、すごく量が多い…残したら罰金を取られるそうなので、なんとか食べた
・電車の遅れたもんやけん…駅から一所懸命で走たと、それでヤットカット間におうたとよ
→電車が遅れたものだから…駅から一生懸命に走ったんだ、それでギリギリ間に合ったんだよ
イラストによる状況解説
【翻訳】
①何とか届いた
②ようやく間に合った
③かろうじて勝った
【博多・糸島弁検索】
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