みのでる
【標準語】喧嘩になる、糞が出る
【品詞】動詞
【意味等】
(1)「喧嘩になる」のみのでる
《意味》喧嘩に発展する、本気になる、子どもの戯れが次第に喧嘩になること
《参考》みの(本気が)+でる(出る)→戯れが本気になる
《用例》
・さあきまで兄弟で、みのくるいして遊びよんなったが…ミノデテ、叩き合いばしよんなあ
→さっきまで兄弟で、じゃれ合って遊んでたけど…喧嘩に発展して、殴り合いをやってるよ
・あんたのぞうたんなきつか…いくら親友でちゃ、そえなぞうたんば言うたら、ミノデルばい
→あなたの冗談はキツイ…いくら親友でも、そんなふざけたことを言ったら、喧嘩になるよ
・そえんブスブス言いなんな、はらかきなあぜ、これ以上言うたらミノデルけん…やめときない
→そんなに不平を言うなよ、怒らせちゃうぞ、これ以上言ったら喧嘩になるので…やめなさい
(2)「糞が出る」のみのでる
《意味》うんこが出てしまう、本体が出てしまう、中身が出てしまう
《参考》みの(中身が)+でる(出る)→糞が出る
《用例》
・どえんしょう?思いっきり屁へったら…パンツん中いミノデッしもうた、ああ、気色悪か
→どうしよう?思いっきり放屁したら…パンツの中にうんこが出てしまった、ああ、気持ち悪い
・朝から、腹のグルグルいうて…ミノデロウごたって、屁ばこく度い…便所さい駆け込みようと
→朝から、お腹がグルグルいって、ウンチが出そうで、放屁する度に…便所に駆け込んでるんだ
・オムツば替えたばっかりんとい、なんか臭ーかごたあと思うとったら、こんだーミノデトウ
→オムツを替えたばかりなのに、なにかしら臭いようだと思っていたら、今度はウンチをしてる
イラストによる状況解説
【翻訳】
・みのでる1
「う~ん、おならが出そうな感じだ」
「ふん!く・クソが出た」ぞわっ
・みのでる2
「あははは…」「はは…」「いて」「いて」
「この野郎」「喧嘩するな」「本気になった」
【博多・糸島弁検索】
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。