やっされ、やっさと
【標準語】しきりに
【品詞】副詞
【意味等】何度も、たびたび、ひっきりなしに
【同義】やっさい、やっさか、やっさと、やっさに、やっさり、やっされ、やっさんこいさ、やっちゃんこいし
【参考】由来は不明、「身をやつすほど熱中する」の「やつす」が語源という説あり
【用例】
・さいぜんから、むかむかして…ヤッサイ吐気のするとやが、何か悪かとば食うたかいな?
→さっきから、むかついて…しきりに吐気がするんだが、何か傷んだものを食ったかな?
・ダウンしたっちゃ、ヤッサカ起き上がってしかかってきなあ…あいつぁー根性のあるぜ
→ダウンしても、何度も起き上がって殴りかかってくるんだ…あいつは根性があるよ
・このごろ、ヤッサト火事の起こりよるが…放火らしかよ、好かーん、えずかねえ
→このごろ、頻繁に火事が起こっているけど…放火らしいよ、いやだねえ、怖いよ
・明日あ早かけん、ヤッサニ「はよう帰れ」て言うたとい…5次会まで行って、午前様げな
→明日は早いので、何度も「早く帰れ」と言ったのに…5次会まで行って、午前様だって
・このごろ爺しゃんの、ヤッサリおんなじ事ば訊いてきなぁが…ちいっとボケよんなれん?
→このごろ爺ちゃんが、度々同じ事を訊いてくるんだけど…少し認知が始まってない?
・さいぜんから同級生から、ヤッサレ電話のかかってきよるごたるが…誰な?彼氏な?
→さっきから同級生から、しきりに電話がかかってきてるようだが…誰だ?彼氏かい?
・作業前い…質問ないっぺんに訊いちゃり、ヤッサモッサ訊かれたら…仕事いならん
→作業前に…質問はまとめて訊いてくれ、ひっきりなしに訊かれたら…仕事にならない
・写経しようとい…ヤッチャンコイシい話しかけるけん、手元の狂うた…集中でけめえが
→写経してるのに…ひっきりなしに話しかけるので、手元が狂った…集中できないだろ
イラストによる状況解説
【翻訳】
《やっさと》
「ちょっと便所に行ってくるから…」「何だか、ちんちんが変だ…」
「またか?」「あんた…しきりに便所に行っているけど…大丈夫かい?」
「ねえ…知ってる?」「風俗で遊んで…病気をもらっちゃったみたいだぜ!」
《やっさり》
「夜中に…頻繁に冷蔵庫を開けていらっしゃるけど…お酒なんか飲んでないでしょうね!」
「お医者さんから…飲んだらダメって言われているでしょ」
「ぎくっ」
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