よかっちゃけん、よかとやけん
【標準語】いいんだから、よいんだから
【品詞】形容詞+指定の助動詞+助詞
【意味等】
(1)「いいんだから」のよかっちゃけん、よかとやけん
《意味》関係なく、さておいて
《用例》
・そえん落ち込みなんな…あんかおろよか男やら、どえんちゃヨカッチャケン…もう悔やみなんな
→そんなに落ち込むなよ…あんなクズ野郎なんて、どうでもいいんだから…もう悔やむなよ
・そえなこたあヨカトヤケン、思い切ってやってんろ…やりそこのうたら、俺がひっかぶっちゃる
→そんな事はいいんだから、思い切ってやってごらん…失敗したら、俺が責任を取ってやる
(2)「よいんだから」のよかけん、よかとやけん
《意味》良いんだから、好いんだから
《用例》
・このカメラ…えらい性能のヨカッチャケン、たっかったばってん…プロ仕様、値段以上ばい
→このカメラ…すごく性能が好いんだから、高かったけど…プロ仕様、値段以上だよ
・この化粧水なヨカトヤケン、使わんとって言いよったろうが…今度使うたら、まどうてもらうよ
→この化粧水は好いのだから、使わないでと言ってたでしょ…今度使ったら、弁償してもらうよ
・ああた頭のヨカトヤケン…入試やら、えずうなかろ?おまけい顔もヨカッチャケン…無敵やね
→あなた頭が良いんだから…入試なんて、怖くないよね?おまけに顔も好いんだから…無敵だよ
【同義】よかっちゃけん、よかとやけん
【参考】
・よかっちゃけん:よか(いい・よい)+っちゃ(のだ)+けん(から:原因また確定の接続助詞)
・よかとやけん:よかと(いいの・よいの)+やけん(だから)
【類義】よかけん
イラストによる状況解説
【翻訳】
《よかとやけん》
「彼女も…九大を受験するのかなぁ?」
「あいつ…俺たちより頭がいいので、東大を受けるんだ」
「えっ…私に何か用?」
《よかっちゃけん》
「飲み会に誘わなかったって…課長が怒ってるよ…どうする?」
「課長が来たら…俺は帰るぞ!電話を切ろよ!」
「あんな馬鹿、どうでもいいんだから…無視よ!早く飲もうよ!」
【博多・糸島弁検索】
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