よかと、よかもん
【標準語】よいもの、よいの、いいもん
【品詞】名詞、助動詞
【意味等】
(1)「よいもの」のよかと、よかもん
《意味》好いもの、素敵なもの、情人、好物、生殖器
《同義》よかと、よかもん
《用例》
・糸島い牡蠣ば食いい行って、おみやげいヨカトば買うてきたけん、後でみんなで食おうえ…
→糸島に牡蠣を食いに行って、土産に好いものを買ってきたので、後でみんなで食べようよ…
・ああた、ちんちんのおっからすなぁ…そえんヨカモンばぶら下げとったら、モテますばい
→あなた、ちんちんが大きいですねぇ…そんなに好い物をぶら下げてたら、モテますよ
・暑かけんって、また…ソウメン食いようと?肉やら魚やらヨカトば食いよらなあ…夏バテするが
→暑いからって、また…ソウメン食ってんの?肉や魚など好い物を食わないと…夏バテするよ
(2)「よいの」のよかと、よかもん
《意味》いいの、いいもの
《用例》
・ヨカト…話しなついとうと、養育費やらいらんけん…離婚したら子どもなあたしが引き取ると
→いいの…話しはついてるの、養育費などいらないから…離婚したら子どもは私が引き取るの
・いっちょケーキの余っとうごたるが…誰も食べんと?食べんなら、あたしが食べてヨカト?
→一個ケーキが余っているようだけど…誰も食べないの?食べないなら、私が食べてもいいの?
・あたしの分のケーキの無か…あんたが食べたっちゃろ?ヨカモン、あんたのアイスば食べちゃあ
→私の分のケーキが無い…あんたが食べたんでしょ?いいもん、あんたのアイスを食べてやる
イラストによる状況解説
【翻訳】
《よかと①》
「親が結婚に反対してるって?心配しなくていいよ!私に任せておきなさい!」
「ありがとう…女将さん!心強いです」
《よかと②》
「ああ…整った…後でビールでも飲もうよ!」
「いいですね、お義父さん…」
「帰りの運転はいいの?父ちゃん!」
【博多・糸島弁検索】
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