ああとうと
【標準語】あなとうと(安名尊)
【品詞】感嘆詞
【意味】神仏を拝する時の唱えことば、拝むときに発する言葉
【同義】あーん(幼児語)、ああとうと、あーとーと、あとうだえ、あなとうと
【参考】
・本来は、雅楽の声楽曲で、催馬楽(さいらば)の呂(りょ)の曲名
・「嗚呼尊し(ああとうとし)」が語源という説もあるが、参拝そのものとは無関係
・たぶん、口に出した音が、お経を唱えるように聞こえることから使われたと思われる
【類義】まんまんしゃん(幼児語)、なーむ(幼児語:南無阿弥陀仏の音変異)
【用例】
・急いできたが…もうお籠りな始まっとう、かんぬっさんの…アアトウト言いよんなあ
→急いできたけど…もう参籠が始まってる、神主さんが…祝詞を唱えてるよ
・営業の途中ばってん、お宮の近くい来たけん…賽銭ば上げて、アートート言うてこう
→営業の途中だけど、神社の近くに来たから…賽銭を上げて、お参りしてこよう
・お盆で帰ってきとうっちゃけん、仏様い…アーンしてきんしゃい
→お盆で帰って来てるんだから、仏壇に…お参りしてきなさい
イラストによる状況解説
【博多・糸島弁検索】
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