おせ

【標準語】大人、おませ

【品詞】名詞

【意味】

(1)「大人」の「おせ」

《意味》十分に成長した人、一人前になった人、年長者、成人

《用例》

・あんたの息子くさ、オセのごと…ごたえの大きゅうなっとんなあね
 →あんたの息子だけど、大人のように…身体が大きくなってるね

・酒もタバコも、オセいなるまで…飲うだらいかん、飲うだら…あたきのごとなる
 →酒もタバコも、成人するまで…飲んじゃいけない、飲んだら…私のようになる

・こまか時ゃ…はよオセいなりたかったが、オセいなったら…こまか時のほうがよか
 →幼い時は…早く大人になりたかったけど、大人になったら…子供の時のほうがよか


(2)「おませ」の「おせ」

《意味》子供が年齢の割に大人びた言動すること…またその子供、早熟

《用例》

・あんたの娘な…オセやねえ、小学6年生んとい…女子大生のごとみゆる
 →あんたも娘は…早熟だねえ、小学6年生なのに…女子大生のように見える

・子供のままごとの…夫婦喧嘩、オセかこと言いようけん…笑おうごたあ
 →子供がままごとで…夫婦喧嘩、おませなこと言ってるので…笑っちゃいそうだ

【参考】

・由来1は、大きいお兄さんの意の「大兄(おおせ)」の音変異説

・由来2は、背が高いの意のと「大背(おおせ)」の音変異説

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イラストによる用例解説

【翻訳】
「父ちゃんと母ちゃんは、どうして…大きいの?」
「それは…大人だもの!姉ちゃんは、何でも知ってるのよ!」

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