おごる
【標準語】叱る
【品詞】動詞
【意味】怒る、叱責する、声を荒っげて戒める、小言を言う
【参考】由来は「怒る」の音変異
【類義】
・はらかく:立腹する
・いやごという:小言を言う
【用例】
・そえん旦那ば…オゴンなんな、飲まいた俺が…悪かっちゃけん
→そんなに旦那を…叱るなよ、飲ませた…俺が悪いんだから
・よおと聞かんで…子供ばオゴッタら、喧嘩ば…止めよう方やった
→よく聞かずに…子供を叱りつけたら、喧嘩を…止めってる方だった
・あのやかまし婆々さんな、いっつも子供ばオゴンなあけん…嫌われとんなあ
→あの口うるさい婆さんは、いつも子供に小言を言うので…嫌われてるんだ
「おごる」を使ったことば
おごらるる、がらるる
【標準語】叱られる
【品詞】動詞
【意味】怒られる、叱責される、怒鳴られる、小言を言われる、「おごる」の受動形
【同義】おごらるる、がらるる、がられる
・「おごらるる・おごられる」は「怒られる」の音変異
・「がられる・がらるる」は「おごられる」の音変異
【用例】
・いつまでっちゃ…泣きなんな、あんたが…オゴラルルことばするけんたい
→いつまでも…泣くなよ、あんたが…怒鳴られるようなことをするからだよ
・ガラレルごたあ事ばした…俺が悪かとばってん、そえんさせた…社会の方が悪か
→怒られるような事をした…俺が悪いんだけど、そうさせた…社会の方が悪い
・ガラルルけん…言いようっちゃなか、やかましゅう言うたあ…あんたのためばい
→怒られるから…言ってるんじゃない、うるさく言うのは…あなたのためだよ
イラストによる用例解説
【翻訳】
「先生に、すごく…叱られた」
「やはり…そうだろ、お釈迦様の髪型じゃなくて、パンチパーマと思われたようだね!」
【博多・糸島弁検索】
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。