おとこし

【標準語】下男、夫、男子

【品詞】名詞

【意味】

(1)「下男」の「おとこし」

《意味》男性の雇い人、男手、主に農家などに雇われて農作業や雑事をする男性

《用例》

・昔ゃあ…田植えやら稲刈りんときゃあ、たいそ…オトコシの来よんなった
 →昔は…田植えや稲刈りのときは、たくさんの…下男が来ていた

・おっか荷物ば運ぶなら…オトコシのいるばい、俺がてったいい行こうか?
 →大きな荷物を運ぶのなら…男手がいるよ、俺が手伝いに行こうか?


(2)「夫」の「おとこし」

《意味》自分の夫、自分の家の男性の家族

《用例》

・うちのオトコシャ、たんたんばっかし飲んで…いっちょも仕事しなれん
 →私の夫は、酒ばかり飲んで…ちっとも仕事をしない

・うちゃあ…かかあ天下やけん、オトコシな…あたしばえずがって、大人しか
 →我家は…かかあ天下なので、夫は…私を怖がって…大人しい


(3)「男子」の「おとこし」

《意味》男衆、男の人、男性

《用例》

・こっから向こうは…オトコシの席、こっち側は…おなごしの席
 →ここから向こうは男性の席、こっち側は女性の席

・お見合いパーティーの参加費な、オトコシが3万円…おなごしな無料
 →お見合いパーティーの参加費な、男性が3万円…女性は無料

【対義】おなごし

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

イラストによる状況解説

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

【博多・糸島弁検索】

あ(ア) い(イ) う(ウ) え(エ) お(オ)
か(カ) き(キ) く(ク) け(ケ) こ(コ)
さ(サ) し(シ) す(ス) せ(セ) そ(ソ
た(タ) ち(チ) つ(ツ) て(テ) と(ト)
な(ナ) に(ニ) ぬ(ヌ) ね(ネ) の(ノ)
は(ハ) ひ(ヒ ふ(フ) へ(ヘ) ほ(ホ)
ま(マ) み(ミ) む(ム) め(メ) も(モ)
や(ヤ)   ゆ(ユ)   よ(ヨ)
ら(ラ) り(リ) る(ル) れ(レ) ろ(ロ)
わ(ワ)       ん(ン)