かつがつ、かっつがっつ
【標準語】次々、少しずつ、かろうじて
【品詞】副詞
【意味】
(1)「次々」の「かつがつ」
《意味》一つのことが終わったかと思うとすぐ別のことが始まる様
《用例》
・中華料理なカツガツ平らげらなあ、料理のテーブルい乗らんごとなる
→中華料理は次々と平らげなければ、料理がテーブルに乗らないようになる
・仕事のでける人なあ違あ、懸案事項ばカッツガッツ解決していきなあと
→仕事ができる人は違う、懸案事項を次から次へと解決していくんだ
(2)「少しずつ」の「かつがつ」
《意味》順番に、順次、効率よく
《用例》
・そえん…一辺い口い入れんと、喉い詰まらんごとカツガツ食べない
→そんなに…一度に口に入れるな、喉い詰まらないように少しずつ食べなさい
・分らん問題な飛ばせ、分かるとからカッツガッツ解きよかなあ間に合わんぜ
→分からない問題は飛ばせ、分るのから順次に解いていかないと間に合わないぞ
(3)「かろうじて」の「かつがつ」
《意味》ようやく、とりあえず、不完全ながらも急いで
《用例》
・スケジュールのタイト過ぎてやおいかんやったばってん、カツガツで納品でけた
→スケジュールがタイト過ぎて大変だったけど、かろうじて納品できた
・緊急対応せないかんごとなって、カッツガッツ終やかいた
→緊急対応しないといけなくなって、かろうじて終わらせた
【同義】かつがつ、かっつがっつ
【参考】由来は古語の「且つ且つ」で、とりあえず急いでの意
イラストによる状況解説
【翻訳】
「まあ…よく、こんなに次々と食べられるなあ」
「はい、どうぞ」
【博多・糸島弁検索】
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