かもわん、かんまん
【標準語】構わない
【品詞】連体詞
【意味】差し支えない、気に留めない
【同義】かもわん、かんまん
【参考】「構わん」の音変異と思われる
【用例】
・ぜんのこたあ…カンマン、俺の面子やらカモワンけん、よかごとしとき
→金のことは…心配ない、俺の面子なんて気にしないから、好きなようにしておいて
・あら…好か男ばってん、身なりいやら…なあもカモワンけん、モテなれんちゃん
→あいつは、好い男だが、身なりなんか…まったく無頓着だから、モテないんだよな
・俺のこたぁカンマンけん、先い行っちゃんしゃい
→俺のことは気に留めなくていいから、先に行ってください
イラストによる用例解説
【翻訳】
「た・大将~ォ、ゴキブリが入ってるよ~!」
「はははは…気にしない、気にしない、出汁だから、退けてから食べといて!」
「かんまん」を使った言葉
つらかんまんな
【標準語】厚顔、鉄面皮
【品詞】連体詞
【意味】ずうずうしい、あつかましい、外聞を構わない、見栄・体面・体裁を気にしない
【同義】つらかんまず、つらかんまん、つらんかわのあつか、つらんこうのあつか
【用例】
・おまいの嫁ごな、つらかんまんで片付けもせんで、食うだけ食うて帰んなったばい
→君の奥さんは、厚かましく片付けもしないで、食うだけ食って帰ってしまったよ
・ああたんごと、ツラカンマンやったら、楽やろうね…あたきゃ、しきらんばってん
→あなたみたいに、体面を気にしなかったら、楽でしょうね…私には、できないけど
【博多・糸島弁検索】
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