きげんふうげん

【標準語】斑気(むらき)、気まま

【品詞】形容動詞

【意味】

(1)「斑気(むらき)」の「きげんふうげん」

《意味》気分が一定しないで変わりやすいこと、気まぐれな心、まぐれ気

《用例》

・あの人ぁキゲンフウゲンのあるけん、げってんまわしなったら手い合わんちゃもん
 →あの人はまぐれ気があるから、偏屈なことを言い出したら手に負えなくなるんだ

・部長なキゲンフウゲンの強かけん、機嫌の好かうちい報告しとかな…がらりょうや
 →部長は斑気の強いので、機嫌が好いうちに報告しておかないと…怒られるだろう

・あの社長な…キゲンフウゲンで従業員い当たんなあけん、みんな…ひろひろしとる
 →あの社長な…まぐれ気で従業員に接するから、みんな…おどおどしている

(2)「気まま」の「きげんふうげん」

《意味》思うがまま、その時の気分、気まぐれ

《用例》

・ああたのキゲンフウゲンに…嫁ごの合わしちゃんなぁけん、幸せもんの姑ばい
 →あなたの気まぐれに…お嫁さんが対応してくれているから、幸せ者の姑だよ

・退職したんだあ…目的ものう、キゲンフウゲン…行きたかとこさい旅行したか
 →退職したら…目的もなく、思うがまま…行きたいところに旅行したい

【参考】

・由来は、機嫌の良し悪しの「機嫌、不機嫌」で、これの音変異

・機嫌の良し悪しがコロコロ変わる様、また、気まぐれな状態を言う

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イラストによる用例解説

【翻訳】
「どうだった?部長ォ!」
「今日はいけない!「ダメ」だそうだ、斑気があるから…あの人は…」
「いつも、あんな感じだもんね!」

 

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