ぐついはまる、ぐつにはまる
【標準語】八方ふさがり
【品詞】名詞
【意味】困難の極に陥ること、にっちもさっちもいかないこと、手の施しようがないこと
【同義】ぐついはまる、ぐつにはまる
【参考】
・ぐつ(都合、具合)+に+はまる(抜け出せなくなること)
→いろいろと差し障りがあって+身動きが取れないこと
【類義】ぐっすりばったり
【用例】
・嫁ごとかかしゃんの仲の悪うして、間い挟まれて…おらあグツイハマットウ
→妻と母の仲が悪くて、間にはさまれて…おれは身動きが取れない
・借金ば返しほしかとばってんが、大恩のあって…グツイハマットルとたい
→借金を返してほしいんだけど、大恩があって…どうにもできないんだ
・こえんしたら不倫のばるる、あげんしたら彼女い訴えられる…グツイハマットウ
→こうすれば不倫がバレる、ああすれば彼女に訴えられる…八方ふさがりだ
関連する言葉
ぐっすりばったり
【意味】どうにもこうにも
【品詞】副詞
【意味】手段を尽くしても解決できない様、行きづまった様、にっちもさっちも
【参考】
・糸島弁
・ぐっすり(たくさん、十分な様)+ばったり(行きづまる様、力尽きる様)
【類義】ぐついはまる、ぐつにはまる
【用例】
・日曜たんびい雨で…試合のされん、今年の野球大会な…ぐっすりばったり
→日曜のたびに雨で…試合ができない、今年の野球大会は…行きづまるのか
・もう…グッスリバッタリ、食材の…納品されん、明日の新装開店な無理ばい
→もう…にっちもさっちも、食材が…納品されない、明日の新装開店は無理だ
・銀行の…融資ば打ち切んなった、グッスリバッタリ…このままやったら、倒産やが
→銀行が…融資を打ち切った、どうにもこうにも…このままだったら、倒産だ
イラストによる用例解説
【翻訳】
「一応プロだから、子供に負けるわけにはいかないんだけど…」
「はい!王手」
「あっ!ありゃ~!これは…もう…どうにもこうにもならないよ…」
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