たれかぶる
【標準語】下痢をする
【品詞】動詞
【意味】
・下り腹、腹下し、緩い便を反復して排泄すること
・大小便など洩らすこと
・やりそこない、ボロを出す
【参考】
・「たれかぶり」→「たれかぶる」こと、またその人を言う
・「たれ(便を垂れる)+かぶる(被る)」
【類義】
・「まりかぶる」→「まる(古語の放尿)+かぶる(被る)」
《意味》小便を漏らすこと、おねしょをすること
《用例》「坂本龍馬な泣き虫で…10歳ば過ぎたっちゃ、マリカブリよんなったげな」
→「坂本龍馬は泣き虫で…10歳を過ぎても、おねしょをしていたそうだ」
・「しかぶる」→「し(仕:する)+かぶる(被る)」
《意味》大便や小便を漏らすこと、失敗をすること
《用例》「わあっ…臭か~、先生、〇〇ちゃんのシカブッテ泣きよんしゃあ」
→「わあっ…臭い~、先生、〇〇ちゃんがお漏らしをして泣いているよ」
・「やりかぶる」→「やり(やる)+かぶる(被る)」
《意味》やりそこなうこと、失敗をする
《用例》「儲かる言うて大金ば継ぎ込みよんなったが、ヤリカブッテ…破産しなったげな」
→「儲かると言って大金をつぎ込んでいたようだが、失敗して…破産しちゃったらしい」
【関連】「たれかぶり」を使った言葉
・「知ったかぶりのたれかぶり」
《意味》知ったかぶりをする人を馬鹿にする言い回し
【用例】
・おらあウニば好いとうと、タレカブッタっちゃよかけん、腹いっぱい食うてみたかや
→俺はウニが好きなんだ、お腹を下してもいいから、腹いっぱい食ってみたいよ
・真面目か人ばってん、酔うたらあばけて…しまいにタレカブッテ…ほんに酒癖の悪かと
→真面目な人だけど、酔ったら乱れて…最後にはお漏らしをして…本当に酒癖が悪いんだ
・あらあ馬鹿やん、しもしきらんくせい…お客の前でタレカブッテ、おおごといなっとうと
→あいつは馬鹿だ、できもせんのに…お客の前でやりそこなって、大変な事になってるんだ
イラストによる状況解説
【翻訳】「うええ~ん!ウンチをお漏らししちゃった~」「あなた~臭い」「先生!ウンチをお漏らししてるよ~!」「あらあら」「きったねー」
【博多・糸島弁検索】
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