できもん、でけもん、でけはち
【標準語】できもの、苦労人
【品詞】名詞
【意味】
・できもの、おでき、ふきでもの
《参考》皮膚の表面にできる化膿性の腫物
《用例①》「けつんぺたい、デキモンのでけて痛痒いかや…どえんなっとうか、見ちゃらん?」
→「臀部に、おできができて痛痒感がある…どんなふうになっているか、見てくれない?」
《用例②》「顔いでくるデケモンな…若っか時な“ニキビ”ばってん、老けたら“フキデモン”」
→「顔にできるできものは、若い時は”ニキビ”だけど、老けたら“フキデモノ”」
《用例③》「デケハチの膿んで痒うなって…寝とううちい掻き破って、あばけっしもうた」
→「できものが化膿して痒くなって…寝てるうちに掻きむしって、ただれてしまった」
・苦労人、できた人、人物
《参考》苦労して煉磨されている人物
《用例①》「あらあ、こまかとっからの苦労人やけん、人の痛みのわかるデキモンやもん」
→「あの人は、小さな時からの苦労人なので、人の痛みがわかる人物だもの」
《用例②》「次の市長な…あの人が出ちゃんなれんかいな、デケモンやけん…期待でくるぜ」
→「次の市長は…あの人が出てくれないかなぁ、人物なので…期待できるぞ」
【同義】できもん、でけもん、でけはち
イラストによる状況解説
【翻訳】
「何か、変なできものができた」「うわ~っ、すごいネェ…これは人面瘡じゃないか!あんた呪われているよ…わはっ。気持ち悪いなあ…絶対ホラーだねえ」
【博多・糸島弁検索】
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