なんかなし
【標準語】ともかく、なんとなく
【品詞】副詞
【意味】
(1)ともかくの「なんかなし」
《意味》とにかく、いずれにしても
《同義》なかなし、なんかなし
《参考》何かあったとしても何もなかったこととしてという意味
《用例》
・よかけん…おそえちゃり、忙しかろうばってん、ナンカナシおそえない
→いいから…教えてちょうだい、忙しいでしょうが、とにかく教えてよ
・おれも…なしてか、ようわからんとばってん…ナンカナシ、身体いよかとげな
→俺も…どうしてか、よくわかんないんだけど…とにかく、健康にいいらしい
(2)なんとなくの「なんかなし」
《意味》なんとなく、何とはなしに
《参考》何も意味はなく、何も考えがなくという意味
《用例》
・行かんのき…ナンカナシ、悪かことの起ころうごたあ気のすると
→行かないで…何となく、悪いことが起こりそうな気がするの
・あたしゃあ、このアーティスとば好いとうと…ナンカナシかっこよかろうが
→私は、このアーティストが好きなの…何とはなしにかっこいいでしょ
イラストによる状況解説
【翻訳】
・何となく、買ってみた「年末ジャンボをバラで20枚…」「当たりますように…」
・「!」「とにかく、こっちに来てちょうだい!」「なあに、ちょっと待ってて」
【博多・糸島弁検索】
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