ばちかぶる

【標準語】罰が当る、自腹を切る

【品詞】動詞

【意味等】ひどい目に遭う

1)「罰が当る」のばちかぶる

《意味》責めを負う、悪いことをした報いがくること、因果応報

《用例》
・そえな、おなごば泣かすごたあことしよったら…いんま、バチカブルばい
 →そんな、女性を泣かせるようなことをしていたら…そのうち、罰が当たるぞ
・賽銭泥棒の出たげな…そえなことばするごたあたあ、ひどかバチカブルが…
 →賽銭泥棒が出たそうだ…そんなことをするような奴には、ひどい罰が当るぞ…
・部下ば虐めよんなったが…部下の方が偉うなって、鍛えられよんなあ…バチカブリやね
 →部下を虐めていたけど…部下の方が偉くなって、しごかれてるよ…因果応報だねぇ

2)「自腹を切る」もばちかぶる

《意味》損害を被る、貧乏くじを引く、お金を負担させられる

《参考》負担しなくていいようなところでお金を払わされる

《用例》
・便所から出てきたんだあ…どしな誰もおらんと、飲み代な…俺がバチカブッタ
 →トイレから出てきたら…メンバーは誰もいないんだ、飲食費は…俺が払わされた
・謝りい行くとい、会社からぜんの出らんげなけん、菓子折りな俺のバチカブリたい
 →謝罪に行くのに、会社からお金が出ないそうなので、菓子折りは俺の自腹だよ
・やりそこのうたとの…休んどんなるもんやけん、苦情電話い出た…俺がバチカブル
 →問題を起こしたやつが…休んでいるものだから、苦情電話に出た…俺が貧乏くじ

【参考】ばち(罰)+かぶる(被る)→罰が当る、被害を被る

【同義】ばちかぶる、ひっかぶる
・「ひっかぶる」には、別にも意味がある
《意味》頭から浴びる、勢いよくかぶる
《参考》ひっ(引き)+かぶる(被る)→引きかぶる
《用例》「どうも、フラれとんなあごたる…帰って来て、布団ばヒッカブッテ泣きよんなあ」
 →「どうも、フラれちゃったみたいだ…帰って来て、布団を頭からかぶって泣いてるよ」

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イラストによる状況解説

【翻訳】
①「賽銭箱に手を突っ込んで…抜けなくなったんだって」
 「馬鹿だね、最低だね」「あなた…ばちが当たるよ!」
②「今日は…じゃんけんで負けた人の奢り…」「あっ!」
 「あはっ…貧乏くじ引いた…」「おまえの奢り!」

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