ひだるい、ひもじか
【標準語】ひもじい
【品詞】形容動詞
【意味等】ひもじい、空腹で元気がない
【参考】語源は古語の「饑し(ひだるし)」意味もある
・「饑」には空腹のほか「穀物が実らない」「食物が不足する」など、飢饉の意味もある
・古語起源の方言であるため、使われている地域は国内に広く点在する
【関連】「ひだるい」は「ひもじい」の語源で、宮中などに仕えた女性の言葉(女房詞)
・女房詞は隠語的な言葉で「ひだるい」の「ひ」に「文字」をつけた「ひ文字」が語源
・「文字」のつく女房詞には「杓文字」(「杓子」の「杓」+「文字」)などがある
【用例】
・学校い遅刻しょうごたったけん…朝飯ば食うとらんとたい、えらいヒダルカぁ
→学校に遅刻しそうだったので…朝飯を食ってないんだよ、ひどく空腹だぁ
・このごらあ…貧困家庭の増えようげな、ヒモジカ思いばしよう子供も…多かとげな
→最近は…貧困家庭が増えているらしい、ひもじい思いをしている子供も…多いそうだ
・ヒダルウして…休み時間い弁当食うた、昼飯なのうなった、ぜんもなか…どえんしょう
→腹が減って…休み時間に弁当を食った、昼飯が無くなった、お金もない…どうしよう
イラストによる状況解説
【翻訳】
「いいなあ…ラーメン!美味しそうだなぁ~」
「空腹に耐えてこその…ダイエットだよ!」「悔しかったら…痩せてごらん」
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