ちょうくらかす、ひゃくらかす、ひょうくらかす

【標準語】からかう

【品詞】動詞

【意味等】嘲弄する、馬鹿にする、ひやかす

【参考】語源は不明、諸説ある

その1:「ちょうくらかす」の語源:古語の「ちょうらかす」の音変異
・古語の「ちょうける・ちょくる」は「戯ける、じゃれる、おちょくる、からかう」の意
・「~くらかす」は「食らわす・殴らす」(参考:騙くらかす、はぐらかす)
・ちょう(戯:からかう)+くらかす(食らわす)→からかいを食らわす

その2:「ひゃくらかす」「ひょうくらかす」の語源
・「ひゃく」は「ひょう(剽:妙な、とんでもない)」の音変異
・ひゃ・ひょう(剽:とんでもない)+くらかす(食らわす)→とんでもないを食らわす

【同義】ちょうくらかす、ひゃくらかす、ひょうくらかす

【用例】
・人ばチョウクラカスごたあとが、人から好かるるこたなかろうもん
 →人を馬鹿にするような奴が、人から好かれることはないだろ
・俺い彼女のできたとば…ヒャクラカシようが、ほんなこたあ…うらやましかっちゃろ?
 →俺に彼女ができたのを…冷やかしているけど、本当は…うらやましいんだろ?
・子供ん時なヒョウクラカシヨッタが、おせいなって出世して…立場なひちゃこちゃやん
 →子供の時は馬鹿にしてたけど、大人になって出世して…立場があべこべだよ

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

イラストによる状況解説

【翻訳】
「おまえの家、お父さんが働いていないので…すごく貧乏らしいなあ」「きゃは、ウケる!」
「そうだろう…貧乏くさいのが…プンプンするぜ」
(最低な同級生たち)
「だから何だ…お前たち、いつか…ボコボコにしてやる…」

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

【博多・糸島弁検索】

あ(ア) い(イ) う(ウ) え(エ) お(オ)
か(カ) き(キ) く(ク) け(ケ) こ(コ)
さ(サ) し(シ) す(ス) せ(セ) そ(ソ
た(タ) ち(チ) つ(ツ) て(テ) と(ト)
な(ナ) に(ニ) ぬ(ヌ) ね(ネ) の(ノ)
は(ハ) ひ(ヒ ふ(フ) へ(ヘ) ほ(ホ)
ま(マ) み(ミ) む(ム) め(メ) も(モ)
や(ヤ)   ゆ(ユ)   よ(ヨ)
ら(ラ) り(リ) る(ル) れ(レ) ろ(ロ)
わ(ワ)       ん(ン)