ひょんまがる、ひんまがる
【標準語】ひどく曲がる
【品詞】動詞
【意味等】強い力で曲がる、ひねくれる
【同義】ひょんまがる、ひんまがる
【類義】ひよる、ひょんがむ、ひょんごむ、ひんよごむ:ひどく歪む
【参考】ひょん・ひん(語彙を強める接頭語)+曲がる→ひどく曲がる
【関連】「ひんまがる」は全国的に使われ、方言ではないという説もある
【用例】
・最大瞬間風速62mやったげな…えらい大風やったもん、鉄塔もヒンマガットウ
→最大瞬間風速62mだったそうだ…ひどい大風だったもの、鉄塔も折れ曲がっているよ
・店ん中い…自動車の突っ込んで、入口の柱やら窓枠やらの…ヒンマガッシモウトウ
→店の中に…自動車が突っ込んで、入口の柱や窓枠などが…ひどく曲がってしまってる
・親な人格者んとい、息子な…はしこうして、噓つきで、ケチで…ヒンマガットウっちゃん
→親は人格者なのに、息子は…攻撃的で、嘘つきで、ケチで…ひねくれているんだよ
◎「ひんまぐる、ひょんまぐる」について
【標準語】ねじ曲げる
【品詞】動詞
【意味等】強い力で曲げる、押し曲げる
【参考】ひん(語彙を強める接頭語)+まぐる(曲げる)→ねじ曲げる
【用例】
・こえな鉄棒ばヒョンマグルぐらい…きやすか、俺の握力な…プロレスラーなみぜ
→このくらいの鉄棒をねじ曲げるくらい…簡単だ、俺の握力は…プロレスラーなみだぞ
・日本刀な…鍛冶職人の、熱かタタラば…何回も叩いて鍛えて、ヒンマグッテ…造ると
→日本刀は…鍛冶職人が、熱いタタラを…何回も叩いて鍛えて、折り曲げて…造るんだ
イラストによる状況解説
【翻訳】
(俺は…本当は、握力が強いんだ)
「ほーら、ほらほら…念を送ればグニグニと、ねじ曲がるんです!まさに、ハンドパワーなのです」
「どうして、そんなに…ねじ曲げるんだい?」
「ほえーっ」「えふっ」
【博多・糸島弁検索】
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