へちくずす、へちくやす、へちくりがやす
【標準語】邪魔をする、物事をダメにする
【品詞】動詞
【意味等】
(1)邪魔をするの「へちくずす」
《意味》難癖をつける、他人の仕事の邪魔をする
《用例》
・うちゃあヤクザぜ…みかじめ料ば払わん店いな、わっかとば使うてヘチクズイテきやい
→うちはヤクザだ…みかじめ料を払わない店には、若いのを使って営業を邪魔してこい
・ヘチクリガヤソウって、わっかヤクザの暴れようが…警察ば呼べ、おかしかぜんな出さん
→営業を邪魔しようと、若いヤクザが暴れているけど…警察を呼べ、変なお金は出さん
(2)物事をダメにするの「へちくずす」
《意味》計画などを台無しにする、ぶち壊す
《用例》
・マスコミな、言いたか言いのこきたかこきして…コロナ対策ばヘチクズスつもりかいな?
→マスコミは、無責任に言いたい放題をして…コロナ対策を台無しにするつもりかな?
・環境ば壊すごたあ計画いな反対やけん、説明会でヘチクヤイて…白紙撤回さしちゃあ
→環境を壊すような計画には反対なので、説明会で難癖つけて…白紙撤回にさせてやる
【同義】へちくずす、へちくやす、へちくりがやす
【参考】計画などに対し外野が難癖をつけること、その結果、計画などがダメになること
・へちくずす:へち(辺、端)+くずす(崩す)
・へちくやす:へち(辺、端)+くやす(壊す)
・へちくりがやす:へち(辺、端)+くりがやす(ひっくり返す)
イラストによる状況解説
【翻訳】
へちくずす①
「お願い…しないで(やめて)」
へちくずす②
「建設反対」
(何でもかんでも…反対だから)
「こんな計画なんか…撤回させてやる」
(環境破壊は許さんぞ!絶対反対…)
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