ごろっと、べらり
【標準語】ごっそり
【品詞】副詞
【意味等】ごそっと、残らず、根こそぎ、全部
【同義】ぐろっと、べらり
【参考】語源は不明、下記と推測される
(1)ごろっと:「ごそっと」の音変異
(2)べらり:佐賀弁の「べらい(がばい)」の音変異
【類義】そうよう、そうよ、そーよ
《意味》全部、すべて、残らず
《用例》
・あんた、ソウヨウ食うたと?半分な、お父さんのとやったとい…おかずののうなった
→あんた、全部食べたの?半分は、お父さんの分だったのに…おかずが無くなっちゃた
・爺さんの保証人になっとんなったもんやけん、家屋敷…ごろっとソウヨ取られっしもうた
→爺さんが保証人になってたものだから、家屋敷…根こそぎすべて取られてしまった
【用例】
・夏野菜ば植えとったが、雨の降らんけん…ナスやらピーマンやら、ベラリ枯れっしもうた
→夏野菜を植えてたけど、雨が降らないので…ナスやピーマンなど、残らず枯れちゃった
・ハウスい…ぬすとの入って、一番生りのイチゴばゴロット盗られたと、泣こうごたあ
→ハウスに…泥棒が入って、一番生りのイチゴを根こそぎ盗られたんだ、泣きそうだよ
イラストによる状況解説
【翻訳】
「私の下着だけ…根こそぎ盗まれてる!いやだー!これも、母さんのパンツ」
「わたしのは…ちっともだよ、あんたのものばかり」
「どうしてだ?俺のパンツも根こそぎだよ」
【博多・糸島弁検索】
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