がっぽり、ごそっと、ごろっと

【標準語】ごっそり

【品詞】副詞

【意味】余すところなく全部、根こそぎ、残らず、数量の多い様、一挙大量に

【同義】がっぽり、ごそっと、ごろっと

【参考】

・得る場合、失う場合、ともに使う

・「がっぽり」は、得る場合に使うケースが多い

・「ごそっと、ごろっと」は、失う場合に使うケースが多い

【用例】

・イノシシの畑ば荒らいて、カンショばガッポリ…そうよう食われっしもうた
 →イノシシが畑を荒らして、サツマイモを根こそぎ…残らず食われてしまった

・ああた…髪のはえかぶっとったが、ゴソット切って…えらいこそうぞうとなったなあ
 →あなた…髪が伸び放題だったけど、ごっそり切って…とてもスッキリなったねえ

・ミカンばいるしこやるって言うたが、軽トラでゴロット持っていきなあっちゃもん
 →ミカンをいるだけ上げるって言ったら、軽トラで残らず持っていくんだもの

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

イラストによる用例解説

【翻訳】
「ごっそり盗んできた」
「一番果だから、クリスマス用に高く売りさばいて…ぼろ儲けだ」
「こりゃあ美味い」

「ハウスイチゴの一番果が…根こそぎ!」
「泥棒にやられてしまった…クリスマス出荷分が…」

「ごそっと」のほかの使われ方

 

【標準語】むっくと

【品詞】副詞

【意味等】急に起き上がる様、むっくりと

【同義】ごすと、ごそっと

【関連】ごすとおき→詳しくはこちら

【用例】

・ああた…昨日な寝ぼけて、ゴソット起き上がって…うれしかろうごと笑いよったが
 →あなた…昨日は寝ぼけて、急に起き上がって…うれしそうに笑っていたよ

・あらあ早出やけん、目覚ましの鳴る前い…ゴソット起きて、出勤したばい
 →あいいつは早出なので、目覚ましが鳴る前に…むっくりと起きて、出勤したよ

・腹の減った言うて…真夜中いゴソット起きて、ラーメン食いようと
 →お腹が減ったと言って…真夜中に急に起きて、ラーメン食ってるんだ

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

【博多・糸島弁検索】

あ(ア) い(イ) う(ウ) え(エ) お(オ)
か(カ) き(キ) く(ク) け(ケ) こ(コ)
さ(サ) し(シ) す(ス) せ(セ) そ(ソ
た(タ) ち(チ) つ(ツ) て(テ) と(ト)
な(ナ) に(ニ) ぬ(ヌ) ね(ネ) の(ノ)
は(ハ) ひ(ヒ ふ(フ) へ(ヘ) ほ(ホ)
ま(マ) み(ミ) む(ム) め(メ) も(モ)
や(ヤ)   ゆ(ユ)   よ(ヨ)
ら(ラ) り(リ) る(ル) れ(レ) ろ(ロ)
わ(ワ)       ん(ン)