がっぽり、ごそっと、ごろっと
【標準語】ごっそり
【品詞】副詞
【意味】余すところなく全部、根こそぎ、残らず、数量の多い様、一挙大量に
【同義】がっぽり、ごそっと、ごろっと
【参考】
・得る場合、失う場合、ともに使う
・「がっぽり」は、得る場合に使うケースが多い
・「ごそっと、ごろっと」は、失う場合に使うケースが多い
【用例】
・イノシシの畑ば荒らいて、カンショばガッポリ…そうよう食われっしもうた
→イノシシが畑を荒らして、サツマイモを根こそぎ…残らず食われてしまった
・ああた…髪のはえかぶっとったが、ゴソット切って…えらいこそうぞうとなったなあ
→あなた…髪が伸び放題だったけど、ごっそり切って…とてもスッキリなったねえ
・ミカンばいるしこやるって言うたが、軽トラでゴロット持っていきなあっちゃもん
→ミカンをいるだけ上げるって言ったら、軽トラで残らず持っていくんだもの
イラストによる用例解説
【翻訳】
「ごっそり盗んできた」
「一番果だから、クリスマス用に高く売りさばいて…ぼろ儲けだ」
「こりゃあ美味い」
「ハウスイチゴの一番果が…根こそぎ!」
「泥棒にやられてしまった…クリスマス出荷分が…」
「ごそっと」のほかの使われ方
【標準語】むっくと
【品詞】副詞
【意味等】急に起き上がる様、むっくりと
【同義】ごすと、ごそっと
【関連】ごすとおき→詳しくはこちら
【用例】
・ああた…昨日な寝ぼけて、ゴソット起き上がって…うれしかろうごと笑いよったが
→あなた…昨日は寝ぼけて、急に起き上がって…うれしそうに笑っていたよ
・あらあ早出やけん、目覚ましの鳴る前い…ゴソット起きて、出勤したばい
→あいいつは早出なので、目覚ましが鳴る前に…むっくりと起きて、出勤したよ
・腹の減った言うて…真夜中いゴソット起きて、ラーメン食いようと
→お腹が減ったと言って…真夜中に急に起きて、ラーメン食ってるんだ
【博多・糸島弁検索】
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