える、よる

【標準語】選び出す、選別する

【品詞】動詞

【意味】

(1)「選び出す」の「える」

《意味》選ぶ、選択する、選びぬく、多数から目的のものを選び出す

《用例》

・WBCな、野球界から実力のある選手ばエッテ、最強チームで挑むったい
 →WBCは、野球界から実力のある選手を選んで、最強チームで挑むんだ

・農協で…いっちゃんよかとばエッタスイカ、いっちょ…10万円もするげな
 →農協で…最高品質のものを選んだスイカ、1個…10万円もするらしい

・受賞作品ば…エルけん、審査員の先生ば…リストからエッテ
 →受賞作品を…選定するので、審査員の先生を…リストから選んで

(2)「選別する」の「える」

《意味》選り分ける、選別する、多数から目的や基準に合ったものを取り出す

《用例》

・イモのたいそ採れた…やるけん、大きなかとば…エッテ持っていきない
 →イモがたくさん採れた…あげるから、大きいのを…選別して持っていきなさい

・百貨店用のミカンな、糖度15%以上んとばエリ分けて、別い箱詰めして
 →選百貨店用のミカンは、糖度15%以上のものを選別して、別に箱詰めして

・食べ放題やけんって、高かろうごたるとばっかし…エッテ食いなんな
 →食べ放題だからって、高そうなものばかり…選んで食べないでよ

【同義】選る、択る、よる

【参考】

・由来は古語の「選る(よる、すぐる)」で意味は同じ

・「えりすぐり」は「選り選り」で、選びに選び抜いたという意味

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イラストによる状況解説

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