くんだりむく
【標準語】見下す、威張りかえる
【品詞】動詞
【意味】
(1)「見下す」の「くんだりむく」
《意味》見下した態度をとる、見下げる、侮る
《参考》由来は「下り向く」の音変異
《用例》
・マンションの最上階な眺めのよかばってん、クンダリムイトウごたって性に合わん
→マンションの最上階は眺めはいいけど、下界を見下しているようで性に合わない
・ちいーっと勉強のでくるけんって…俺ばクンダリムイトロ?のぼいとったら…くらっせ
→ちょっと勉強ができるからって…俺を見下してるだろ?調子に乗ってたら…殴るぞ
・親が社長やけん…我がも偉かぐらい思うて。従業員ばクンダリムイトウ…バカ息子やん
→親が社長だから…自分も偉いとでも思うて、従業員を見下している…バカ息子だよ
(2)「威張りかえる」の「くんだりむく」
《意味》ふんぞり返る、威張りくさる、傲り高ぶる、増長する
《用例》
・市長のクンダリムイトルけん…インのアポば踏みなった、よか気味たい
→市長がふんぞり返っているので…犬の糞をふんじゃった。いい気味だ
・あらあら…クンダリムイトルね、議員にならっしゃったら…急い偉うなったですな
→あらあら…威張り腐っているね。議員になられたら…急に偉くなったですね
・出世しなあたあ…よかが、クンダリムイトルけん…部下い嫌われて。手い合わん
→出世するのは…いいけど、増長しちゃって…部下に嫌われて、手に負えない
イラストによる用例解説
【翻訳】
「お黙んなさい…下々の民たちよ!」
「母さんは…なぜ、あんなに…ふんぞり返っているんだ?」
「韓ドラを観過ぎて、どうも今は…財閥令嬢の気分になっているみたいだ!手に負えん」
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