どうしこうし、どうちゃらこうちゃら
【標準語】どうなりこうなり、いい加減に
【品詞】副詞、形容動詞
【意味】
・どうにかこうにか、かろうじて、やっと、どうやらやっと、兎にも角にも
《同義》どうしこうし、どうじゃらこうじゃら、どうちゃらこうちゃら
《用例①》急な大量発注やったばってん、ドウシコウシ…納品に間に合うたやねえ
→急な大量発注だったけど、どうにかこうにか…納品に間に合ったよ
《用例②》台風やらで、段取りなくるうたが…ドウジャラコウジャラ完成したやねえ
→台風なんかで、段取りは狂ったけれど…どうにかこうにか完成したよ
《用例③》せいせい言うて走ったけん、ドウチャラコウチャラ…最終電車い乗られたやなあ
→せかせか急いで走ったので、かろうじて…最終電車に乗ることができたよ
・無責任に、なげやりに、いい加減に、無茶苦茶に
《同義》どうじゃらこうじゃら、どうちゃらこうちゃら
《類義》なしかいな:なぜなんだろう、どうしてだろう
《用例①》何なこの出来なあ…ドウジャラコウジャラ仕事ばされたら、後が迷惑するとばい
→何だこの出来は…いい加減(無責任)な仕事をされたら、後が迷惑をするんだぞ
《用例②》ドウチャラコウチャラ勉強しようけん、いっちょん成績の上りよりめいが
→いい加減な勉強をしているから、ちっとも成績が上がっていないだろ
イラストによる状況解説
【翻訳】
①「どうにかこうにかしてたら…出来上がったぞ」「すごい、システム完成だよ…good job」
②「あらら…何故なんだ、無茶苦茶になっちゃったぞ」「あら!データがすべて消えてしまってる」「大変な事になってる」
【博多・糸島弁検索】
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