なすくりつくる、ぬすくる、ねじくる
【標準語】なすりつける
【品詞】動詞
【意味】
(1)擦りつけるの「なすくりつくる」「ぬすくる」
《意味》こすりつける、すりつける、塗りつける、塗り込む
《参考》
・なすくる(なする→軽くこする)+つくる(つける)
・ぬす(ぬる)+くる(つける)
《用例》
・だめしかろうが…いんのあぽば踏んだけんって、ブロック塀いナスクリツケなんな
→汚いでしょ…犬のウンチを踏んだからって、ブロック塀にこすりつけないで
・かいかとのあばけたけん、処方してもろうた軟膏ばヌスクッたら、すぐいようなった
→痒い部分がただれたので、処方してもらった軟膏を塗り込んだら、すぐによくなった
(2)転嫁するの「なすくりつくる」「ぬすくる」
《意味》罪や責任を他に転嫁する、他人に罪や責任を押しつける
《用例》
・あの部長な…成功な我が手柄、失敗な部下い責任ばナスクリツケなあけん、気ばつけとき
→あの部長は…成功は自分の手柄、失敗は部下に責任をなすりつけるんで、気をつけろよ
・真犯人な、被害者の彼女…殺いた彼氏の親友い、そうよう罪ばヌスクッテ…悪か女たい
→真犯人は、被害者の彼女…殺した彼氏の親友に、すべて罪をなすりつけて…悪い女だ
【同義】なすくりつける、なすくる、ぬすくる、ねじくる
イラストによる状況解説
【翻訳】
①「あーっ、犬のウンコ踏んだ」「あー」
②「あ」ガシャーン「この人が割った」「えっ?」
【博多・糸島弁検索】
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