のうなかす、のうなす、のうならかす

【標準語】失くす。無くす、亡くす

【品詞】動詞

【意味】
1)失くす、無くすの「のうなかす」
《意味》失う、紛失する、無くす(無くなす)
《同義》のうなかす、のうなす、のうならかす、うさす、うさかす
《用例》
・旅先でスマホば落といて、ノウナカイたけん…なあもでけんごとなって、往生こいた
 →旅先でスマホを落として、失くしたから…何もできなくなっちゃって、困ったよ
・あんたが新幹線の切符ばノウナスけん、紛失再発行で…もう一回、全額ば払うたとばい
 →あなたが新幹線の切符を失くすから、紛失再発行で…もう一回、全額を払ったのよ
・お開きいするけん…わがのグラスい入っとう酒なあ、そうよう飲んでノウナラカいちゃり
 →お開きにするので…自分のグラスに入っている酒は、全部飲んで空にしてください

2)亡くすの「のうなかす」
《意味》亡くす
《同義》のうなかす、のうなす、のうならかす
《用例》
・あらあ若っか時い、妻ばノウナカイて…男手一つで3人の子供ば育て上げとうと
 →あいつは若い時に、妻を亡くして…男手一つで3人の子供を育て上げてるんだ
・両親ばノウナイて、爺婆い育てられとんなあけん…小学1年生ばってん、糸島弁のキツか
 →両親を亡くして、祖父母に育てられているので…小学1年生だけど、糸島弁がキツイ
・あっちゃあ姑ばノウナラカイテから…かかあ天下いなって、旦那あこもうなってござあ
 →あちらは姑を亡くしてから…かかあ天下になって、旦那は小さくなっていらっしゃる

【関連】「のうなかす」を使った言葉:のうならかいた
《意味》失ってしまった、無くしてしまった、亡くしてしまった
《参考》のうならか(のうならかす:なくす)+~いた(~した:過去形)
《用例》
・図書館から借りとった本ばノウナラカイタや、まどわなあ…いきめえや
 →図書館から借りていた本を紛失してしまったよ、弁償しなきゃ…いかんだろう
・鬱病の多して、事故やら自殺で次々い従業員ばノウナラカイとう…ブラック企業げなよ
 →鬱病が多く、事故や自殺で次々と従業員を亡くしてしまってる…ブラック企業らしい

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イラストによる状況解説


【翻訳】
①「ねえ…空にして、早く次のキープ…入れてちょうだい」「うん…早く…飲む」
②「おじいさんと再婚しちゃ、亡くして遺産相続…で、また…次のおじいさん…悪い女みたいよ」「えっ!人殺し」

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