はつる

【標準語】削り取る、平手打ちをする

【品詞】動詞

【意味等】

1)「削り取る」のはつる

《意味》削り取る、削ぎ取る

《参考》
・コンクリートや石材、木材などを整形するため、表面をノミや手斧で削ること
・漢字で「斫る」、語源は不明、似た語彙に「剥る:へつる」「撥る:はつる」がある

《関連》
・はつる作業を「はつり」と言い、建築作業のひとつで専門の職人(はつり職人)がいる
・はつり職人を「はつり工、はつり屋」と呼ぶ

《用例》
・明日、そこい鉄骨ば取りつけなあけん…コンクリばハツットって
 →明日、そこに鉄骨が取りつけられるので…コンクリートを削り取っておいて
・音楽家やけん…死んだら、おきなか石ばはつって…ピアノの形ばした墓石ば造るとげな
 →音楽家なので…死んだら大きな石を削って…ピアノの形をした墓石を造るらしいよ

2)「平手打ちにする」のはつる

《意味》手の平で叩く、平らなもので叩く、はたく、びんたする、ひっぱたく

《参考》
・1)と同様に削ぎ取るような叩き方をするので、語源は「斫る」と思われる
・また、似た語彙に「撥る:はつる」があり、弾くや払い去るなどの意味がある
・「はつる」を使った言葉には「はつりたあす(平手打ちで倒す)」がある
・「はつりたあす」の同義語は「はりまわす(平手で連打する)」

《関連》そのほかの暴力(人に危害を加える)行為
→殴る行為:うったたく(強く叩く)、うしばく(棒でひっぱたく)、くらす(殴る)
→蹴る行為:けたぐる(蹴りを入れる)
→飛ばす行為:でちなぐる(投げ飛ばす)、でちまわす、ばちまわす(殴り飛ばす)
→暴力総合:ぼてくりこかす(ぼこぼこにする)、だごいなす(足腰立たんようにする)

《用例》
・あんたやら好かん…今度、あたしいねんかけて…にくじゅうやらしたらハツルけんね
 →あんたなんか嫌い、今度、私を狙って…意地悪なんかしたらひっぱたくからね
・電車で…痴漢の触ってきたけん、えずうなって…気のついたらハツリタオイとった
 →電車で…痴漢が触ってきたので、怖くなって…気がついたらビンタを連打していた
・俺、変態かもしれん…女の人いハツラレるとば想像したら…興奮すると
 →俺、変態かもしれない…女の人に平手打ちされるのを想像したら…興奮するんだ

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「は」の索引に戻る

イラストによる状況解説

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「は」の索引に戻る