ひらかす、ふやかす、ほとばかす、ほとびらかす
【標準語】ふやけさせる
【品詞】動詞
【意味等】水分を吸わせて膨らかす、水につけて柔らかくする
【同義】ひらかす、ふやかす、ほとばかす、ほとびらかす
【参考】「ほとばかす」は古語で、ふやけさせること
・ひらかす:ひら(開く)+かす(~させる)→開かせる
・ふやかす:ふや(増える)+かす(~させる)→増やさせる
・ほとばかす:ほとば(潤おう)+かす(~させる)→水分を吸わせる
【用例】
・畑い種ば植える前い、一晩…水い浸いてヒラカイたほうが、発芽率のよかごたる
→畑に種を植える前に、一晩…水に浸してふやけさせたほうが、発芽率がよいようだ
・ちいっとしか入れとらんとい、乾燥ワカメばフヤカイたら…麺の見えんごとなっしもうた
→少ししか入れていないのに、乾燥ワカメをふやけさせたら…麺が見えなくなってしまった
・婆ちゃんの手作り味噌ば作んなあけん、そこの大豆ば水い漬けて、一晩…ホトバカイテ
→婆ちゃんが手作り味噌を作るので、そこの大豆を水に漬けて、一晩…ふやけさせて
・小豆い火ば通いてホトビラカスたあ、魔法瓶さい豆と熱湯ば入れて一晩…おいしゅうでくる
→小豆に火を通して軟らかくするには、魔法瓶に豆と熱湯を入れて一晩…美味しくできる
【関連】関連の言葉:「ほとびる」
《意味》ふやける、水に浸かって軟らかく膨れる
《参考》漢字で「潤びる」、古語でふやけるの意
《用例》
・まむし温泉で長湯ばしとったら、お湯で指のホトビテ…しわしわいなっしもうた
→まむし温泉で長湯をしていたら、お湯で指が軟らかく膨らんで…しわしわになってしまった
・シイタケなホトビトウけん、水から出いて…残りの水な捨てんで、出汁い使いない
→シイタケはふやけているので、水から出して…残りの水は捨てずに、出汁に使ってちょうだい
イラストによる状況解説
【翻訳】久し振りの温泉で、長湯していたら…指先がふやけてしまった
【博多・糸島弁検索】
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。