ぼさっと、ぼやーんと、もさっと

【標準語】ぼーっと、ぼんやりと

【品詞】副詞

【意味等】気合が入っていない様子、気力がない様、気が利かない様、間が抜けた様子

【同義】てれっと、ぼさっと、ぼやーんと、もさっと

【類義】ぼうすくてい、てれてれ、てれんぱれん

【対義】しかっと

【参考】

・「ぼさ」「もさ」は、草が生い茂っている様や田舎者の振舞い、緩慢な動作などを示す
・「ぼさーっと」や「ぼやーんと」は「ぼさっと」を強調した言い方
・「てれっと」は迂闊さが強く、「ぼさっと」「もさっと」は呆け(ぼんやり)具合が強い

【用例】

・授業中いボサーット聞きようけん、大事かこたあ右の耳から左の耳い抜けよろ?
 →授業中にぼんやり聞いてるから、大事なことは右の耳から左の耳に抜けてるだろ?

・監視役がボサットしとったら、つまりめえもん…この試験会場なカンニングだらけやが
 →監視役がボーッとしてたら、駄目でしょうが…この試験会場はカンニングだらけだよ

・ボヤーントしとんなあけん、どえんしたと?って聞いたら…あたきゃ恋多き乙女げな
 →ぼんやりとしているから、どうしたの?って聞いたら…私は恋多き乙女だって

・見た目な…モサットしとんなあが、仕事な早ようして完璧…見かけた違あ、でける男やが
 →見た目は…ぼーっとしているけど、仕事は早くて完璧…見かけとは違う、出来る男だよ

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イラストによる状況解説

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